逃想中~東京ハンターリゾート5~
逃想中~東京ハンターリゾート5~
残り33分～
※『 』･･･マーク大喜多
『まもなくランドエリアでの逃走中が再開する』
風間俊介
「はじまるぞー」
『ゲームが始まった』
粗品
「よし逃げ切ったるぜ」
井上尚弥
「さぁもう最後まで逃げましょ」
『ランドエリアのハンターは3体(08･32･40)』
濱口優
「よっしゃあと33分逃げたるぞー」
関口メンディー
「ランドの構造がイマイチあれなんで､逃げれるか心配ですね」
浜口京子
「あとは気合いですね」
広瀬香美
「まじで逃げきれそう」
･･･クロノス社･･･
『その頃､司令室では...』
青山シズカ
「さて､ミッションを発動しようかしら」
『ゲームマスターがミッションを発動｡逃想者に最後の試練が訪れる』
･･･メール音･･･
MISSION6
残り10分になると､シーエリアからディズニーラインが発車し､シーエリアにいる33体のハンターが､ランドエリアに放出される｡阻止するには､5人同時にレバーを起動させなければならない｡
『ハンターが放出されれば合計36体となる』
濱口優
「ヤバいはよ5人集めてやらなきゃ」
浜口京子
「これは行きましょ」
『残るは7人｡果たしてクリアできるか』
井上尚弥
「よしすぐレバーに向かいましょう」
粗品
「今回の逃想中エグいてー」
関口メンディー
「これクリアしないと終わりですね」
風間俊介
「5人同時ですか？」
浜口京子
「これって5人いっしょにするの？」
『レバーはシンデレラ城内部に設置されており､5人同時に起動しなければならない』
濱口優
「レバーに走れー」
風間俊介
「シンデレラ城の中に入れるなんて」
井上尚弥
「あそこハンターいるなー」
粗品
「尚弥さん｡MISSION行きますか？」
粗品
「あれですか｡あのロン毛ですね」
井上尚弥
「ここ行き止まりなんで来たら終わりです」
粗品
「さっき俺を捕まえたハンターですよ」
『来てるー』
井上尚弥
「ヤバい来てますね｡僕おとりなります」
粗品
「いやここは俺がおとりに」
･･･見つかった！(40KH)･･･
粗品
「尚弥さん逃げてー」
『その間に井上尚弥はシンデレラ城に全力疾走』
･･･メール音･･･
浜口京子
「もうあと6人しかいない」
風間俊介
「ちょっと急ぎます」
井上尚弥
「やべー誰もいねぇよ」
濱口優
「シンデレラ城着いたどー」
井上尚弥
「おっ濱口さん｡レバーこれです」
濱口優
「あと3人か｡ちょっと電話してみるか」
『濱口が電話をかけたのは...』
･･･着信音･･･
風間俊介
「濱口さんから電話です｡もしもし」
濱口優
「風間くん｡MISSION行ける？」
風間俊介
「はい｡もう着きますよ」
濱口優
「わかった｡待ってるからね」
風間俊介
「ヤバいハンター来た」
･･･見つかった！(32SK)･･･
濱口優
「風間くん？もしもし？風間くん？やべーな」
風間俊介
「あーーーーーーーーーーーーーー」
･･･メール音･･･
濱口優
「あー風間くん確保残り5人｡俺のせいだ」
広瀬香美
「ヤバいあと5人じゃん」
関口メンディー
「全員行かなきゃですね」
浜口京子
「シンデレラ城これですね」
井上尚弥
「おっ京子さん」
濱口優
「よしあと2人やな」
関口メンディー
「よし到着しました」
浜口京子
「メンディーさんも来ましたね」
濱口優
「あと広瀬さんだけや」
『しかしシンデレラ城にハンター』
井上尚弥
「外からハンター来てます」
関口メンディー
「ヤバいこの中､行き止まりですよ」
浜口京子
「来たら外出るしか...」
井上尚弥
「じゃあ俺とメンディーさんで外に走り出すんで､皆さんは中で隠れててください」
関口メンディー
「外出たら別れましょう」
『シンデレラ城内部にハンターが侵入』
･･･見つかった！(08TG)･･･
『2人が全力疾走｡標的はメンディーだ』
浜口京子
「大丈夫かな...」
『強烈なスピードでハンターを振り切った』
関口メンディー
「まじで危なかったですね」
濱口優
「あの2人が戻って来ないと」
『ハンター放出まで1分』
井上尚弥
「すぐシンデレラ城に戻りましょう」
『東京ディズニーラインが駅に到着』
関口メンディー
「ヤバい間に合わない」
浜口京子
「ヤバいハンター出る」
広瀬香美
「シンデレラ城ここか」
『広瀬香美がシンデレラ城に到着』
井上尚弥
「シンデレラ城着きました」
濱口優
「あとメンディーか」
『しかし』
『ミッション失敗｡ハンター33体が放出』
･･･メール音･･･
濱口優
「うわーミッション失敗｡33体のハンターが放出されその数は合計36体となった」
関口メンディー
「やべー間に合わなかった」
井上尚弥
「シンデレラ城から出ましょう」
広瀬香美
「ヤバいでしょこれ」
浜口京子
「私はシンデレラ城内部に隠れます」
濱口優
「やべー早く逃げよう」
『エリアはハンターだらけだ』
広瀬香美
「うわめっちゃいるしうわ」
･･･見つかった！(07､42､44他)･･･
『逃げた先にもハンター(08)』
･･･メール音･･･
せいや(牢獄)
「あーヤバい」
吉住(牢獄)
「大ピンチですね」
イモトアヤコ(牢獄)
「全滅あり得ますね」
原西孝幸(牢獄)
「そやな｡全滅もあるな」
『エリアには36体のハンター｡逃げ切るのはほぼ不可能だ』
井上尚弥
「ハンターだらけですね」
･･･見つかった！(18VH)･･･
井上尚弥
「いやーまじか」
･･･メール音･･･
峰竜太(牢獄)
「あー」
ワタリ119(牢獄)
「がんばレスキュー」
浜口京子
「シンデレラ城隠れてたらハンター来ないかもしれない」
『そこに近づく黒い影...』
･･･見つかった！(40KH)･･･
･･･メール音･･･
濱口優
「立て続けに3人やられてるやん」
『ゲーム時間残り5分』
濱口優
「もう逃げれんな」
関口メンディー
「あと5分がんばるしかない」
濱口優
「でも俺は諦めない」
『よゐこ濱口に近づくハンター』
濱口優
「ハンター来とるな」
『いち早く気付きやり過ごした｡が...』
･･･見つかった！(08TG)･･･
濱口優
「うわーーーーーーーーーーーーーー」
濱口優
「チキショー」
･･･メール音･･･
一同(牢獄)
「あーーーーーーーーーーーーーー」
『残るは関口メンディーただ一人｡対するは､36体のハンター』
関口メンディー
「あと僕だけですね」
･･･見つかった！(51､52他)･･･
『最後の力を振り絞り､全力疾走』
関口メンディー
「あー危なかった」
『なんとハンターを振り切った』
有野晋哉(牢獄)
「あと2分です」
関口メンディー
「ヤバいまた来た」
･･･見つかった！(32､47他)･･･
『しかし､もう一度見つかった』
『ハンターに見つかった関口メンディー逃げ切れるか！？』
関口メンディー
「ゼェゼェゼェゼェ」
『しかし前からもハンター(29AM)』
関口メンディー
「あー捕まりましたー」
･･･牢獄･･･
粗品
「お疲れ様でした」
一同
(拍手)
関口メンディー
「いやーどこ行ってもハンターっすね」
藤本敏史
「ここの前もすごいウジャウジャしてたよ」
松本穂香
「いやもうこの人数は逃げれないですよね」
せいや
「とりあえずお疲れ様でした」
･･･クロノス社･･･
青山シズカ
「ふー」
ドア
「ウィーン」
？？？
「逃想中お疲れ様」
青山シズカ
「えっ､あなたは...」
？？？
「久しぶりだな｡シズカ」
青山シズカ
「何しにここに」
？？？
「何しにって8年前の約束忘れたのか」
青山シズカ
「約束？」
？？？
「いつまでゲームマスターを続ける？」
青山シズカ
「いつまでって...」
？？？
「とにかく約束は従え｡お前はゲームマスタークビだ」
青山シズカ
「ちょクビって」
？？？
「いけ､警備員｡こいつを取り抑えろ」
青山シズカ
「ちょっと何するのよ」
(青山シズカは警備員によって連れて行かれた)
？？？
「逃想中か｡馬鹿馬鹿しいな｡こんなゲームを開催して何になるだ」
ドア
「ウィーン」
？？
「戻って来たんですね」
？？？
「あぁ｡約束だからな」
？？
「これからどうするんです？」
？？？
「逃想中とやらゲームを今すぐ廃止しろ」
？？
「は､廃止！？」
？？？
「できないなら俺が無理矢理でも廃止する」
？？
「廃止してどうするんですか？」
？？？
「逃想中をする意味は一切ない｡スタジアムは盛り上がっているようだが､膨大な金をこのゲームにかけても､スタジアム観客数じゃ利益が入ったとしても､元々の予算より利益が低くなる｡逃想中を廃止すれば､この予算はコロニーの拡大に繋げられる｡だから廃止しろ」
？？
「それがあなたの目的ですか？」
？？？
「俺の目的は利益をコロニーの拡大に繋ぐことではない｡俺の真の目的は逃想中のハンターだ」
？？
「は､ハンター！？」
？？？
「ハンターに軍事データを登録すれば､ハンターによるコロニー侵略を進められる」
？？
「そんなことして何になるんです？」
？？？
「お前も性格変わったな｡俺はあいつとの約束を絶対に叶える｡実現するんだ」
？？
「あいつってもしや」
？？
「ヘリオス社があの爆破にあってからは､有明さん行方不明ですからね」
？？？
「俺の目的は有明の実現したかった未来なんだ」
？？
「だから逃想中を廃止してハンターを...」
？？？
「さぁハンターを俺に渡せ！」
？？
「私は渡せません｡逃想中はクロノス社にとってのビッグプロジェクトなんです｡そう簡単には渡せません」
？？？
「4年前､誰がお前を助けたと思ってるんだ？神無月ミカ」
神無月ミカ
「4年前はありがとうございました｡新月ヒビキさん」
新月ヒビキ
「さぁハンターをよこせ！」
『新月ヒビキによって､取り抑えられた青山シズカ｡そして､4年前に新月に助けられた神無月ミカ｡新月ヒビキは有明リョージとどのような繋がりがあるのか！？そして､逃想中はこの先どうなってしまうのか！？』
青山シズカ
「ここは？」
新月ヒビキ
「目覚めたか｡シズカ｡ここは､クロノス社地下3階の監禁場だ」
青山シズカ
「なんでこんなことを...」
新月ヒビキ
「逃想中の全データとハンターの全データは､俺が回収した」
青山シズカ
「回収！？」
新月ヒビキ
「回収って言っても､借りるだけだ｡だから安心しろ」
青山シズカ
「何がしたいの？」
新月ヒビキ
「知りたいならついてこい」
･･･クロノス社22階ハンター保管室･･･
青山シズカ
「ハンターが...」
新月ヒビキ
「ハンターは俺の実験に使わせてもらう」
神無月ミカ
「そうはさせないわよ｡あの男を取り抑えて警備員」
新月ヒビキ
「させるか」(ワープ)
警備員
(ワープ)
神無月ミカ
「大丈夫？シズカさん」
青山シズカ
「今いったい何が怒ってるんですか？」
神無月ミカ
「あの男の目的はハンターって言ってたけど､多分違う｡おそらくこの月のコロニー全てよ！」
青山シズカ
「月のコロニー！？」
『新月ヒビキの真の目的は果たして！？次回､衝撃の事実が発覚する』
高月ハンゾウ
「さて､戦想中の準備だ」
水無月ユリエ
「えぇ､頑張りましょう」
逃想中~東京ハンターリゾート~ 完結
